【特集記事】課題管理のコツ!COROPSメンバーの奮闘記(後編)
▶▶課題管理のコツ 前編 課題管理をするにあたり、前提として何を意識していただきたいかをお伝えしています。 ▶▶課題管理のコツ 後編 (本記事) 課題管理を運用する際の、こまかなテクニックをお伝えしています。 上手な進め方のコツ📅 ここからは、全編でお伝えした起票・更新・完了について、 ぞれぞれ進め方のコツを詳しくご紹介していきます。 区分 No. 準備/ MTG やること 担当 起票 A-1 事前準備 フォーマットと記載例を用意する オーナー A-2 事前準備 課題を洗い出す チーム全員 A-3 事前準備 管理表を整理する オーナー 更新 B-1 MTG 起票者に内容を確認する チーム全員 B-2 事前準備 MTGで確認する内容を決める オーナー B-3 MTG 進捗を確認・更新する チーム全員 完了 C-1 MTG 合意したうえで完了にする チーム全員 ※青字は該当箇所のリンクになっています。 起票|課題を「チームで扱える状態」にする 🌱 A-1|フォーマットと記入例を用意する 最初にオーナーがフォーマットを作ります。 フォーマットは こちらからダウンロードできます。 ここでのコツは、空の表を渡さないことです。 管理表の起票をお願いされた時、メンバーは 「どのくらい細かく書けばいい?」 「これは書くほどのこと?」 「何をやるべきか、まだ確定してないけど書くべき?」 と迷ってしまいます。あらかじめ、例を書いておくと良いです。 Point 最初に記載例を「1件だけ」作っておく 自分たちの業務内容に沿ったリアルな記載例を1件だけ入れておきます。 それが「この粒度でいいんだ」という見本になって、書き方のばらつきがぐっと減ります。 Tips 項目は「盛りすぎない」 欄が多いほど、書くのが億劫になります。 最初は「課題/担当/期日/状況/次のアクション」くらいで十分です。 まずは "すぐ書ける" を優先すると良いです。 A-2|課題は、チーム全員に「自分の手で」書いてもらう 次に、メンバー全員に今抱えている課題を出してもらいます。 ここは課題管理オーナーだけでやらない方が良いです。 オーナーやってしまうと、見えている景色が違うので、必ず抜けが出ます。 そして地味に大事なのが、ヒアリングして代筆しないことです。 課題管理のオーナーが聞いて、代筆をしてしまうと、 みんなに「課題管理は、この人がやってくれるんだ✨」と思われるので 後で苦労します😂笑 また、オーナーが先に課題を書いておいて、みんなに 「他の課題ないですか???」と聞く方法も、 メンバーにとっては、いつまで経っても自分ごと化しづらいため、 課題が自発的に出ない一つの要因になります。 そこで、おすすめなのがExcelの「共同編集」です。 Excelは、Web版やTeams上で開けば、複数人が同時に同じファイルへ書き込めるので、 以前のように「誰かが開いていると編集できない」ということがなく、 全員が同じ表を、その場でリアルタイムに更新できます。 (Googleだと元の機能で共同編集のスプレッドシートがありますね。) さらに、その共同編集できるExcelをTeamsなど チャットのチャネルタブに貼っておくと、 すぐに見に行けるので動線がぐっと良くなります。 メンバーは普段からチャットを開いていることが多いので、 わざわざファイルを探しに行かなくても、 いつものチャネルからワンクリックで表を開いて、その場で書き込むことができます。 ちなみに私は、定例会の際「共同編集Excel」を使って、 「少し時間をとるので、この場で課題を書いてみてください」とお願いした時、 数分で各自から2~3件課題が出てきたので感動しました✨ 「課題がメンバーから出てこない!」で悩んでいるチームも、 みんな 課題がない わけではなく、 書くきっかけがなかっただけ のことが多い気がします。 Tips 「気づいたら書いてね」では課題は集まらない 洗い出しをお願いするときは、「◯日まで」という期限と、 「次の定例会でみんなで見るよ」という見る場をセットで伝えましょう。 A-3|MTG前に、課題を軽く整える 課題をみなさんに書いてもらうと、最初は 重複が発生している 粒度がズレている 担当・期日が未記入 課題なのか?実行中のアクションのなのか?が混在している など、必ずバラけると思います。 このまま、定例会で上から一件ずつ確認していくと、 みんなで読み合わせしているだけで時間が溶けてしまいます⏱️🫠 なのでオーナーの方は、ちょっとお手数ではありますが、 事前に、以下をやっておきましょう。 Tips オーナーが会議前に整理すること 重複を統合 粒度をそろえる 空欄箇所を中心に「ここは起票者に確認したい」という部分をチェック Point 整えるけど、書き換えない 分からない部分を、オーナーの想像で勝手に直さないこと。 不明点は、書いた本人に聞きましょう。 ここでの目的は 表を完璧にする ことではなく、 ミーティングの時間内にみんなで認識を合わせられるように、少し整えておく ことです。 更新|必ず「前に進む」設計にする 🔄 B-1|課題の内容は、チーム全体で認識を合わせる オーナーが整えた課題は、チーム全員がいる場で確認します。 目的は、チーム全体で目線をそろえることです。 本人にとっては当たり前に感じていることでも、 他の人にはその背景まで見えていないことは多いものです。 だからこそ、課題そのものだけでなく、背景まで含めてチームで目線を合わせておきましょう。 背景まで共有できると、本人が一人で悩んでいたことに、 他の誰かが、あっさり解決策を思い付く💡なんてことも起こります。 Tips 改善アイデアもチームから募集する 意見出しやアイデアの記入列をあらかじめ用意しておき、 ミーティング中に、共同編集機能を使って、思いついたことをその場で書き込んでもらいます。 これにより、 ミーティングに参加していても、”聞いているだけの人”を減らせます。 「あの人にもう少し改善アイデア聞いてみたい」と、次の対話につながりやすくなります。 Point 報告で終わらせず、次の一手まで決める チーム全員がいる場は、みんなの知恵を借りる絶好のチャンスです。 「共有して終わり」ではなく、 できるだけ「じゃあ次はこうしよう」まで、その場で決めてしまいましょう。 ここが、一人で管理するのと決定的に違うところです。 B-2|「今日はどこまで決めるか」を先に考える 課題が増えると、全部を毎回見るのは無理があります。 上から、全件読み上げるだけの時間になると、 自分に関係ない話だと、みんな聞き流しモードに入ってしまいます。 だからオーナーは事前に、「今日の定例会で見る課題とゴール」を決めておきます。 Tips 定例会で見る課題と、どこまで決めるかは当たりを付けておきましょう 「ステータスが止まっているもの」 「期日が近いもの」 「次の一手が見えないもの」 を優先して確認しましょう。 Point ゴールは具体的に決めておく 「今日は担当と期日だけ決める」 「今日は企画フェーズの、ネクストアクションまで決める」のように、 "今日どこまで決めれば終わりか" を、ミーティングの冒頭に、言葉にして伝えておくと、 話が脱線しにくくなり、時間内に収まりやすくなります。 B-3|進捗は、定例会の中で確認しその場で直す 課題管理のオーナーが、「更新内容を個別に担当者に確認して、課題管理表に集約する」 ——このやり方を続けると、 せっかく管理をしてくれているオーナーも消耗し、いずれ管理が破綻します。 しかも、このやり方だと、メンバーはずっと受け身のままです。 だからこそ、定例会の時間内に、その場で更新してしまう方が効率的です。 さらに共同編集なら、オーナーが代表して打ち込まなくても、各自が自分の担当行を同時に直せます。 これを定例会で習慣にすることで、「後で集約する作業」も「リマインド」も減らせます。 Tips 進捗確認の仕方 進捗を聞くときは、「なぜまだ終わってないんですか?」と責めた聞き方ではなく、 「今どこかで詰まっていますか?」 「誰かにフォローしてもらったら進みそうですか?」 「次は何をする予定か具体的に決まってましたっけ?」 というように、定例の場で みんなで一緒に次の一手を考えられる聞き方を意識します。 Point "詰める・責める"は、絶対にNG。みんなで、"考える"スタンスで 遅れていることだけの確認で終わったら、意味がありませんので、 定例会は、進めるための相談の場にしていきしょう。 その結果をその場でExcelに反映すれば、 ただの管理表ではなく、改善をするための ツール になります。 完了|「私は終わりました」で閉じない ✅ C-1|完了は、チームで合意してから 最後は完了編です。 ここは本人だけの判断では閉じずに、定例会で確認してから完了ステータスに変えましょう。 本人が作業レベルでは、終わっているつもりでも、 「後続の作業はない?」 「関係者に共有した?」 「成果は、ナレッジとして次も使える?」 など、他にもやっておくべきことが残っているかもしれません。 だからこそ、「この課題はこのように対応しました。完了しますね」と一声かけて、 みんなからも、リアクションをもらってから、ステータスを変えましょう。 Tips 完了したら "非表示" ⇒ 定期的にナレッジ化 完了した課題は削除せず、Excelのフィルター機能で非表示にします。 表示が多いほど、今見るべきものが埋もれてしまいます。 表示を絞ることで、普段は ”今やるべきことだけ”に集中できます。 そして定期的に、完了したものの中から ナレッジをまとめておくと、 より成果が出やすくなります。 Point 無理に全部を対応しない 管理する課題が多いと、つい早く「完了」にして閉じたくなりますが、 無理に全部対応する必要はありません。 残タスクがあれば・・・ 新規で起票 今は動けないものは ・・・ Pending(保留)にして次の期にチェック やらないと決めたら ・・・ やらない理由を書いてクローズ すべてを やり切らなければいけない わけではありません。 関係者が「ここで閉じていい」と納得した状態 にして、 完了させることも、立派な管理のテクニックです。 編集後記 今回この記事を書くにあたって、改めて課題管理と向き合ってみましたが、 やっぱり奥が深いなあと感じました。 みなさんは、いかがだったでしょうか? 「ミーティングの前にわざわざ課題を整理しておくのは、ちょっと手間かも」 と、思われた方は、いらっしゃいますか? それは、私も痛いほど同じ気持ちです😂(今でも面倒だな・・・とは思っています笑) ですが、ミーティング前にほんの少しだけでも整理しておくと、 要点を押さえて優先度をつけられるようになってくるので、 進行がスムーズになります。 私の経験上、整理せずに挑んだ定例会の方が、 よっぽど後で面倒なことになったので、 ぜひこの「ひと手間」を試していただけたらと思います! (本記事のA-3とB-2をご覧ください。) また、 「会議中に、その場で進捗をまとめるのは難しいかも」 と、思われた方は、いらっしゃいますか? これは確かに、少しファシリテーションのスキルが必要かなと思います。 でも、コツはシンプルで、その場で完璧にまとめようとしないことです。 まずは会議中に出た言葉をそのまま書いてみる(きれいに要約しようとしない) 迷ったときは「次に何をする?」の一行だけはその場で決める 書ききれなかったら、「補足あれば追記お願いします」と担当者に委ねる 最低限、次何やるべきか分かっていれば前に進みます。 このくらいの気持ちでOKです。 会議中にまとめるのはスキルが要りそう💦・・・と思う気持ちはとても理解できるのですが、 「会議中にできることは、その場でやっちゃおう!」という意識で進めた方が、 あとから一人で進捗を聞いて回ったり、代筆したりするより、 圧倒的にラクになるのでおすすめです。 まずは、できるところから少しずつ試してみてください😊 課題管理の「ここが参考になった」「ここがうまくいかなくて困っている」といった ご意見も、COROPS WEB上の相談窓口でお待ちしています。 この記事が、課題管理に苦手意識のある方にとって、 少しでもお役に立てば嬉しいです。 その他 関連資料 ▶▶【📅ファイル】課題管理表のダウンロード はこちら ▶▶【毎月の特集記事】バックナンバー はこちら
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